「先週は足がかなり痛かった」 1試合2発の久保、慎重な調整に言及「リスクは冒したくなかった」

ソシエダでプレーする久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダでプレーする久保建英【写真:Getty Images】

グラナダ戦で4試合連続のMOM選出

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間9月2日に行われたラ・リーガ第4節グラナダ戦で2得点の活躍を見せ、5-3の今季初勝利に大きく貢献し、4試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに選出された。久保は「以前よりも効率的になったと思う」と、今シーズンの成長に自信を覗かせている。スペイン紙「マルカ」が伝えた。

 右大腿四頭筋の違和感でトレーニングを欠席し、欠場の可能性も報じられていた久保だったが、ピッチに立って違いを見せた。前半9分に相手最終ラインの裏へ抜け出し、チームの先制点を決めると、同点に追い付かれて迎えた同44分には、右サイドからカットインして左足を振り抜き。ソシエダに再びリードをもたらした。

 この久保の活躍もあり、ソシエダは5-3で勝利。3試合連続でドローだったなかで、今季リーグ戦初勝利を手にした。

 スペイン紙「マルカ」によれば、久保は「先週は足がかなり痛かった。でも、フィジオ(セラピスト)のサポートもあってプレーすることができた。急ぐ必要はなかったけど、リスクを冒したくなかった」と、グラナダ戦を迎えるにあたっての1週間の状態について語ったという。

 昨季との自身の違いについては、「以前よりも効率的になったと思う」と一言。グラナダ戦の前日会見でイマノル・アルグアシル監督は「本来なら4得点4アシストを決めている」と、久保に期待の裏返しとも言える厳しい注文をつけていたが、久保は「僕にとって、コーチがもっと貢献できる考えてくれることはすごく重要」と、指揮官の期待に応える働きを見せたことに、充実感を覗かせていた。

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