「小さい時によく見ていた」 プレミア通算50得点の目標を掲げる三笘が憧れた選手は?
デ・ゼルビ監督と良好な関係を構築
イングランド1部ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫は、ここまでのリーグ戦4試合ですべてに先発出場し、1得点3アシストを記録。プレミアリーグ4位となっているクラブを牽引する活躍を見せている。ブライトンがクラブ公式サイトで公開したインタビューで、三笘は自身の掲げている目標などを語っている。
昨シーズン、プレミアリーグ挑戦1年目で33試合に出場して7得点5アシストを記録した三笘は、今季は第2節ウォルバーハンプトン戦(1-0)で相手DF5人を置き去りにする衝撃的なドリブル突破からのゴールを決めた。
将来的に成し遂げたいこととして、「プレミアリーグでは通算50ゴールを決めたい。ただ、まだ8得点なのですぐには達成できませんが、さらに上を目指していきたい」と、自身が掲げている目標を明かしている。
三笘の成功を語るうえで、ロベルト・デ・ゼルビ監督の存在は欠かせないだろう。イタリア人指揮官について三笘は「戦術的にも、技術的にも細かいところまで教えてくれる監督で、勝ちにこだわっている。そういったところでは自分の特徴を出しやすい監督だなと思いますし、常に要求の高い監督なので、そういう面で自分も成長しないといけないと思います」と、日常から刺激を受けていることを明かした。
監督から何かイタリア語を教わったかという問いには「特別な単語は教わっていませんが、練習中には時々、汚い言葉を使っています。手を動かしながら、ここではとても言えない言葉を言っているのでいくつかは覚えています」と言い、逆に日本語を教えたかという問いには「まだですね。日本語は教えていません。でも、監督は自分やソリー・マーチに例えばダッシュをする準備をしてほしい時に『オートバイになれ!』『カワサキになれ!』などの特別な声掛けをしてくれます。川崎は日本のオートバイメーカーですが、彼はそれを知っているんです。たまに面白い言葉をかけてくれます」と、良好な関係性を窺わせている。
自身が憧れたサッカー選手については、「日本人選手だと小さい時には中村俊輔選手をよく見ていましたし、大きくなってからはドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍した香川真司選手、ミランで活躍していた本田圭佑選手を見ていました」と、話した三笘。今では三笘に憧れる子供たちも多いが、信頼する指揮官の下で、今シーズンもさらなる活躍を見せてくれるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)