本田が出場5分で決勝点演出! 「気に入った」とミラン監督が今後の左サイド起用を示唆

4-3-3では“右ウイング二番手”のままだが…

 結果的にモンテッラ監督が、試合前日の会見で「クリスマスまでには間違いなくプレーさせる」と語っていたことが実行される形になったが、本田が苦しい立場であることに変わりはない。

 クロトーネ戦に向けてミランの中盤は主力に負傷者が続出しており、チリ代表MFマティ・フェルナンデス、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが欠場。だが本田は、主戦システムの4-3-3においては、あくまでもU-21スペイン代表MFスソに次ぐ“右ウイングの二番手”であり、指揮官から「他のポジションでの起用は考えていない」と明言されていたとおり、この試合でも先発起用されることはなかった。

 だが、試合中にシステムが4-4-2に変更されたことで出場のチャンスが訪れた。本田が左サイドハーフに入って右のスソとの競演を果たし、チームとしても結果を残したことで、今後に向けた一つの有力なオプションに浮上したことは間違いないだろう。いまだ今季0得点0アシストと、名門の10番を背負うレフティーにとって苦しい日々が続くが、左サイドハーフ起用というポジティブな風は確かに吹き始めている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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