ハット達成のFWファーガソン、ニューカッスル戦で史上4人目の快挙

　日本代表MF三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンのアイルランド代表FWエバン・ファーガソンは現地時間9月2日のプレミアリーグ第4節ニューカッスル戦（3-1）でハットトリックを達成。チームの全得点を叩き出し、昨季4位の強敵撃破の立役者となった。18歳のFWの活躍を現地の解説者たちが絶賛している。

　ファーガソンは前半27分にMFビリー・ギルモアのミドルシュートがGKに防がれたこぼれ球を押し込んで試合の均衡を破ると、さらに後半20分にはペナルティーエリア外からのミドルシュートを叩き込んで2点目を挙げた。そして5分後には三笘のパスから左足で3点目をゲット。シュートがDFに当たってコースが変わり、ボールはGKの逆を突く形でゴールに吸い込まれていった。

　ブライトンは終盤に1点を返されたが、そのまま3-1で勝利。ファーガソンがハットトリックの活躍でチームを勝利へと導いた。英公共放送「BBC」によれば、18歳にしてプレミアリーグでハットトリックを達成したのはマイケル・オーウェン氏、ロビー・ファウラー氏、クリス・バート=ウィリアムズ氏に続いて史上4人目の快挙となる。

「BBCラジオ5ライブ」で解説を務める元イングランド代表FWクリス・サットン氏はファーガソンについて「18歳であの素晴らしいフィジカルを持っている。ここからの3、4年でどれだけ成長を遂げるのか想像してみてほしい」とそのポテンシャルの大きさに太鼓判を押している。

　さらに元イングランド代表MFジェイミー・レドナップ氏も英衛星放送「スカイ・スポーツ」で「このままいけば、彼は間違いなく1億ポンド（約184億円）プレーヤーになる。彼ほどのセンターフォワードはそういない。素晴らしい」と大絶賛。「（アラン・）シアラーや（ハリー・）ケイン、（ウェイン）ルーニーと同じようなものを持っている」とプレミアリーグで活躍してきた歴代のストライカーたちに肩を並べるだけの素質を持った選手だと評していた。