“苦労人”FW山崎が山形をJ1昇格に導く決勝弾 古巣G大阪との天皇杯決勝に「チャレンジャー精神でやりたい」

 

「入れと思っていた」

 

 今季J2で6位の山形FW山崎雅人が7日の同3位千葉とのJ1昇格プレーオフ決勝の前半37分に決勝点を決め、クラブの4年ぶりのJ1昇格に貢献した。

「頭でそらすのは結構やっている。ただボールが弱くて入れと思っていた」

 CKからのこぼれ球からMF宮阪がクロスを入れる。このボールを中央で競り合った山崎がヘディングで巧みに押し込んだ。この1点が昇格を決めるゴールとなった。

 5クラブを転々とし、2011年7月から山形の一員として戦ってきた苦労人は13日に万感の思いで古巣との対決を迎える。2008年から2年間所属したJ1王者G大阪と天皇杯決勝で激突する。

「ガンバは力のあるチーム。そこに自分たちがどこまでやれるか。チャレンジャー精神でやりたい。山形でプレーした理由はどうしてもここで上がりたい、と思っていたから。今のチームは間違いなく降格した時より強くなっている」

 ガンバ時代に天皇杯優勝2度、アジアチャンピオンズリーグ優勝に貢献したストライカーは恩返しのゴールを狙う。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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