リバプール、オランダ代表MF獲得合意は「良いビジネス」 遠藤ら新戦力に英記者言及「真のポテンシャルがある」
オランダ代表MFフラーフェンベルフの獲得合意と報道
イングランド1部リバプールは、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンからオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフの獲得で合意に達した。日本代表MF遠藤航に続き、中盤の補強をさらに進めている。
記者のアンディ・ブラッセル氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」で「これは良いビジネスだ。リバプールが今夏に失ったMFの数を考えれば、リバプールには頭数が必要だった」とフラーフェンベルフは的確な補強だと評価した。
リバプールは今夏に前キャプテンのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンとブラジル代表MFファビーニョの主力2人がサウジアラビアのクラブへ移籍。ほかにもギニア代表MFナビ・ケイタ、イングランド代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレン、元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーなども退団。中盤から多くの戦力が抜けていた。
代わりにアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、日本代表MF遠藤が加わり、彼らがすぐにレギュラーポジションを与えられている。ブラッセル氏はこの新戦力トリオを評価している一方で、長いシーズンを見据えればフラーフェンベルフが必要なピースになると感じているようだ。
「遠藤航、ドミニク・ソボスライ、アレクシス・マック・アリスターの3人には真のポテンシャルがある。だが、彼らだけで60試合を戦い続けることはできない。さらに選手が必要だった。フラーフェンベルフはすべての試合に先発するわけではないだろうが、バイエルン・ミュンヘン時代にはなかったチャンスが期待できるだろう」
21歳のフラーフェンベルフは昨夏にオランダの名門アヤックスからバイエルンに加入したが、出番は限られ、リーグ戦での出場は24試合(先発3試合)にとどまっていた。16歳でプロデビューを飾った逸材はリバプールで輝きを放つことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)