中美が古巣から2ゴール! 2-0勝利の金沢が意地のJ2残留、栃木は1年でのJ2復帰ならず
連勝の金沢が2戦合計3-0と完勝、指揮官の有終の美を飾る
J2・21位のツエーゲン金沢とJ3・2位の栃木SCによるJ2・J3入れ替え戦第2戦が4日に行われ、2-0で金沢が勝利。第1戦はアウェー側の金沢が1-0と勝利しており、2戦合計3-0で金沢の残留が決まり、栃木は1年でのJ2復帰を逃す形となった。
第1戦は後半44分にMF小柳達司が決勝ゴールを決めて金沢が1-0と先勝。第2戦で金沢は勝利または引き分けでJ2残留が決まるなか、一方の栃木は2-1以上の勝利でJ2昇格が決まる状況で第2戦を迎えた。
金沢の本拠地である石川西部は芝改良工事のため富山で開催された第2戦の序盤は、互いに様子を窺いながら一進一退の攻防を繰り広げるなか、徐々にホームの金沢が主導権を握ってシュートを重ねていく。試合が動いたのは34分。中美慶哉が倒されて得たPKを、自らキッカーを務めてGKの右脇を射抜く低弾道シュートで金沢が先制に成功。中美にとっては、15年まで2シーズン在籍した古巣相手から奪うゴールとなった。
後半24分には、エリア内で山崎雅人が粘って中央へパス。走り込んだ中美がこの日2点目を決めて、金沢が2-0とリードを広げた。さらに同26分には、競り合いのなかで栃木の宮崎泰右が相手を抱え込む形で倒して一発レッドとなり、数的不利となった栃木は万事休す。
金沢はJ2・J3入れ替え戦第1戦の前日、12年から5年間率いてきた森下仁之監督が今季限りでの退任を発表しており、“残留”という形で指揮官の有終の美を飾った。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1