アル・イテハド移籍なるか

　イングランド1部リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーに、スター選手をかき集めるサウジアラビアへの移籍が浮上している。アル・イテハドへの加入で移籍金は1億5000万ポンド（約276億円）にも及ぶ可能性があると、英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

　リバプールはサラーは売りに出していないと主張し、放出を頑なに拒んでいる。しかし、サウジアラビアも簡単に引き下がる様子はない。

　サラーの代理人であるラミー・アッバス氏は移籍の可能性を否定していたものの、サウジアラビアはサラーに対し、ボーナス込みで最大1億5000万ポンド（約276億円）の移籍金を準備しているという。

　記事では「彼らは、クリスティアーノ・ロナウドやネイマールを超えてサウジアラビアで最も稼ぐ選手になる可能性があるほどのサラリーで、サラーのリバプールへのコミットメントを試したいと思っている」と報じた。高額な移籍金だけでなく、規格外の報酬を用意してエジプト代表FW獲得の動きを進めているようだ。

「スカイ・スポーツ」のレポーター、カヴェ・ソルヘコル氏は「サウジ・プロリーグはモー・サラーが世界で最も有名なアラブのサッカー選手である、彼がプレーすることが大きな成功になると信じている」とサウジアラビアがサラー獲得を熱望する理由を明かしている。今夏にアル・ヒラルに加入した同い年（31歳）のネイマールの移籍金が8000万ポンドから9000万ポンド（約147億円から166億円）だったことを考えると、サラーへの評価がいかに高いかが分かる。

　ソルヘコル氏によれば、アル・イテハドに加入すればサラーの週給は少なくとも150万ポンド（約2億7600万円）となり、「世界で最も稼ぐ選手の1人」となるという。サラーはリバプールのエースの座を手放し、中東へ渡る選択をするのだろうか。