アーセナル、今夏のさらなる守備陣補強が必須? 来年の冨安&パーティー離脱の可能性に英注目「最悪のシナリオに直面する」
移籍市場の閉幕が迫るなかでさらなる選手の補強を推奨
イングランド1部アーセナルは今夏の移籍市場で大型補強を展開してきたが、新戦力の1人、オランダ代表DFユリエン・ティンバーはリーグデビュー戦で膝を負傷して長期離脱を余儀なくされた。移籍市場の閉幕が迫るなかで、現地メディアは守備陣のさらなる補強が必要になる可能性を指摘している。
残りわずかとなった夏の移籍市場でアーセナルは新戦力の獲得よりも、余剰戦力となっている選手たちの売却の状況が注目されていた。
守備陣ではスコットランド代表DFキーラン・ティアニーがスペイン1部レアル・ソシエダへ期限付き移籍。ポルトガル人DFヌーノ・タヴァレスはイングランド1部ノッティンガム・フォレストへの移籍で合意したと伝えられている。
サウジアラビアからの関心が伝えられているブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスは残留が濃厚だが、ポルトガル代表DFセドリック・ソアレス、イングランド人DFロブ・ホールディングは依然として放出候補となっている。
英メディア「フットボール・ロンドン」はこれらの選手を全て放出した場合、アーセナルが「最悪のシナリオに直面する」可能性を指摘している。それは、来年1月のアジアカップとアフリカ・ネーションズカップの開催によって、日本代表DF冨安健洋とガーナ代表MFトーマス・パーティーがチームを離脱した場合にDFの頭数が足りなくなるということだ。
「トーマスがガーナ代表でアフリカ・ネーションズカップ、冨安が日本代表でアジアカップに参加した場合、2024年最初の月にガナーズが起用できるDFはわずか5人になる。ユリエン・ティンバーも来春まで欠場となることが濃厚なため、選択肢はガブリエウ、ウィリアム・サリバ、ベン・ホワイト、オレクサンドル・ジンチェンコ、ヤクブ・キヴィオルだけだ」
想定外だったティンバーの離脱にシーズン途中の国際大会が重なることから、守備陣の選手層に不安が生じている。そうした状況に対して「1月に彼らが直面する状況を考えれば、アルテタとエドゥSDはデッドラインデーの前に(補強を)真剣に検討すべきことだろう」という指摘も挙がっている。
ポルトガル1部ベンフィカのデンマーク代表DFアレクサンダー・バーや、バルセロナのスペイン代表DFエリック・ガルシアといった選手への関心も噂されるアーセナル。マーケット最終盤での駆け込み補強はあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)