決勝PKを譲った鹿島FW 「俺でも決められた」と主張も金崎への信頼明かす 「あの人以外なら…」
「あれほど熱意を持ってできる人はいない」
「あの人以外なら譲らない。あれほどまでに熱意を持ってできる人はいないから。夢生くんという良い手本があるから、盗めるところはどんどん盗んでいきたい。今度はPKだったら取られるので、流れの中で決めたい」
苦笑しながらも、金崎の勝利への執念を表現した。一方の金崎は「あいつがPKを取ったら僕が蹴ることになっているので問題ない」と笑いながら話したが、その裏にはキッカーを主張する鈴木へのリスペクトも感じさせた。
この日、前半40分に同点ゴールを挙げていた金崎はチャンピオンシップのMVPにも輝き、「家族、親友、僕に関わった全ての人に感謝したい」と話した。自分が試合を決めると臆することなく主張できる選手たちが前線に揃っていることも、大一番で鹿島を勝利に導いた要因と言えるのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
松岡健三郎●写真 photo by Kenzaburo Matsuoka
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