日本代表、9月欧州遠征「ポジション別戦力分析」 久保、三笘、冨安ら…強豪ドイツ戦の予想“起用法”は?

代表メンバーが発表【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
代表メンバーが発表【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

日本代表は9日にドイツ戦、12日にトルコ戦を迎える

 JFA(日本サッカー協会)は8月31日、日本代表が9月に行う欧州遠征のメンバー26人を発表した。9日(日本時間10日未明)にドイツ代表(ヴォルフスブルク/ドイツ)と、12日にトルコ代表(ヘンク/ベルギー)と対戦。今回の欧州遠征で予想される基本布陣をポジション別に整理していく。

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 森保ジャパン第2次政権は昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)後、初の公式戦となった3月の国際Aマッチウィークで、日本はウルグアイ代表(1-1)、コロンビア代表(1-2)と対戦し、1分1敗。6月に行われたエルサルバドル代表(6-0)戦とペルー代表(4-1)戦は2連勝を飾った。

 今回はカタールW杯以来の再戦となる強豪ドイツとアウェーで戦う。また中2日の厳しい日程でトルコと対戦。森保ジャパンにとっては試金石となる。

 まずGKはシュミット・ダニエルが軸だが、6月シリーズで評価を上げた中村航輔、大迫敬介ともにチャンスはある。第2戦のトルコ戦の起用で序列が明らかになってくることだろう。

 最終ラインでは冨安健洋がカタールW杯以来の復帰を果たした。センターバック(CB)の谷口彰悟、板倉滉コンビは安定感抜群のため、冨安はCBだけではなく、両サイドバック(SB)を含めて起用の選択肢が広がりそうだ。また、3バックの採用も視野に入ってくるだろう。右SBには初招集の毎熊晟矢、復帰の橋岡大樹がいるものの、第2次政権下でポジションを確立しつつある菅原由勢の牙城は高そうだ。左ウイングのMF三笘薫とのコンビネーションも注目される左SBは6月シリーズに続いて森下龍矢が選出されており、強豪相手の連係に期待される。

 中盤の底、アンカーの一には守田英正やイングランド1部リバプールへ加入した主将の遠藤航らが揃う。今回は旗手怜央が負傷により選外となっているため、インサイドハーフが手薄となっているものの、久保建英らが下りてくる可能性はある。

 ウイングはタレント揃い。伊東純也の信頼は厚く、久保のコンディションも不明なため、右サイドの序列は入れ替わることも予想できる。一方、左ウイングは三笘薫を最大限に生かすこと。強豪相手へのプレーぶりが注目される。

 最後に1トップは上田綺世が軸になってくるか。古橋亨梧や浅野拓磨、前田大然含めてウイングのサブとしても起用される可能性がある。熾烈なポジション争いが繰り広げられているだけにそれぞれ結果が求められる。

 まずは再戦となるドイツ戦。4バック、3バックと臨機応変に対応していくと見られるが、森保ジャパンが欧州の地でどのような「チャレンジ」を見せるのか大きな注目が集まる。

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