リバプール、サラー退団なら「クロップの計画が頓挫」 エースの去就が持つ重要性に英注目

去就注目のモハメド・サラー【写真:ロイター】
去就注目のモハメド・サラー【写真:ロイター】

アル・イテハド移籍の可能性が浮上している

 イングランド1部リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーはサウジアラビアのアル・イテハド移籍の可能性が浮上している。英紙「デイリー・メール」はエースの退団が実現すれば「ユルゲン・クロップの計画が頓挫しかねない」とその損失の重大さを指摘している。

 サラーはリバプールで3度のプレミアリーグ得点王を獲得するなど絶対的な得点源として活躍してきた。セネガル代表FWサディオ・マネ(アル・ナスル)、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ(アル・アハリ)らがチームを去った今、その重要性の高さはより一層高まっている。

 しかし、そんなサラーにもサウジアラビア移籍の可能性が浮上。元フランス代表FWカリム・ベンゼマやフランス代表MFエンゴロ・カンテ、ブラジル代表MFファビーニョらを獲得したアル・イテハドが移籍金1億1800万ポンド(約219億円)という巨額オファーを準備していると伝えられている。

 サラーの移籍が実現した場合、代役としてスペイン1部アトレティコ・マドリードのポルトガル代表FWジョアン・フェリックス獲得に動くなどの噂も浮上しているが、英紙「デイリー・メール」は「もしもサラーがチームを去れば、ユルゲン・クロップは激怒することになるだろう。レッズ(リバプール)はサラーが退団すれば、彼らの今シーズン、そしてクロップの計画が頓挫しかねないことはわかっている」とその重要性の大きさについて言及していた。

 クラブとしてもサラーを放出するつもりがない一方で、サラー自身がサウジアラビアでのプレーに興味を示しているとの報道もある。サウジアラビアの移籍市場は欧州よりも3週間先の9月20日まで開かれているため、イングランドの移籍市場がクローズした後にサラーの移籍が決まれば、代役の確保に動くこともできなくなる。それだけにエースの去就問題には早急に決着をつける必要があるだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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