昨季限りでレアルを退団、新天地候補が複数浮上も去就は不透明

　昨シーズン限りでスペイン1部レアル・マドリードとの契約を解除したベルギー代表MFエデン・アザールは、このまま現役引退を決断する可能性が浮上している。英紙「ザ・サン」が報じた。

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　イングランド1部チェルシーで7シーズンにわたって通算352試合に出場して110得点92アシストの活躍を見せたアザールは、2019年夏に1億1500万ポンド（約213億円）の移籍金でレアルに移籍した。しかし、4シーズンの在籍期間では、そのほとんどの時期を負傷に苦しめられ、76試合出場7得点という数字しか残せなかった。

　今夏、クラブとの契約を解除して所属なしになったアタッカーは、アメリカ・メジャーリーグサッカーのバンクーバー・ホワイトキャップス、フランス1部のニースとマルセイユ、古巣のリールといったクラブからのオファーがあったという。また、サウジアラビア1部の複数クラブからもオファーを受け、これを受け入れていればレアル時代の2倍の年収を得られると伝えられていた。

　しかし、昨シーズンはレアルでリーグ戦わずか6試合の出場にとどまったアザールは、現役続行ではなく、引退することを決断したという。「ザ・サン」紙は「わずか32歳のエデン・アザールが『引退の準備』、チェルシーのレジェンドがサウジの移籍交渉を拒否」と伝え、スパイクを脱ぐ可能性を指摘している。

レアルに加入する前には、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシに続く、次のバロンドール候補とも言われていたアザールだが、このままスパイクを脱ぐことになるのだろうか。