セビージャがグラナダに痛恨の敗戦 清武はナスリ不在でも出番なく、序列の低さが浮き彫りに

敵地で1-2と敗戦、清武はアピールする機会を得られず

 セビージャの日本代表MF清武弘嗣は、現地時間3日に行われたリーガ第14節グラナダ戦にベンチ入りしたものの、出番は回ってこず。負傷離脱中のMFサミル・ナスリを欠くなかで、アピールする機会にすら恵まれなかった。

 ミッドウィークのスペイン国王杯フォルメンテラ戦(5-1)から4試合連続アウェーゲームが続くセビージャは、MFナスリが不在ということもあり、この日は果敢なアタックが鳴りを潜める。前半27分にグラナダFWアンドレアス・ペレイラに先制点を許し1点のビハインドとなると、後半10分にはCKからDFロンバンに叩きこまれ0-2とされた。

 ホルヘ・サンパオリ監督は守備の安定を図るため、DFイボーラ、そしてフレッシュな選手としてMFパブロ・サラビアとFWベン・イェデルを投入。その一方で清武やガンソといったゲームを作れるタイプの選手は起用しない選択をした。

 セビージャは終了間際にPKを獲得しイェデルが成功させて1点差としたものの、1-2で敗れた。この日は首位レアル・マドリードと2位バルセロナがエル・クラシコを戦うため、上位に肉薄するチャンスだったが勝ち点を逃した。また清武にとっても、ビハインドを負う状況でも攻撃の切り札として起用されないという現実に直面。今後も苦しい時間を過ごすことになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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