主将の小笠原、“下剋上優勝”でチームの想い代弁 「ルールはルール。勝ちは勝ちなので嬉しく思う」
「本当は年間1位で挑めれば良かった」
ファーストステージ制覇こそ成し遂げた鹿島だが、セカンドステージは11位に沈んだ。また金崎が交代を不服として石井正忠監督に声を荒げるなど、一触即発のムードの時期もあった。しかし、CSでは“勝負強い鹿島”の本領を発揮。年間勝ち点72の川崎を準決勝で下し、同74の浦和にも競り勝つなど底力を見せつけた。
「チャンピオンシップで勝てて非常に嬉しく思いますし、本当は年間(勝ち点)1位で挑めれば良かったですけど、ルールはルールですし、勝ちは勝ちなので嬉しく思います」
今季でひとまず終わりとなる2ステージ制。年間勝ち点1位の座をつかめなかったことに悔しさをにじませながらも、勝利を義務づけられるクラブの神髄を見せつけた。
「非常に嬉しいですけれど、これからもっともっとタイトルを重ねるために重要なタイトルだと思います。次の勝利に繋げていきたいと思います」
次なるタイトル獲得に向けて、勝利こそがアイデンティティの闘将はチームのために全精力を注ぐ心づもりだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
松岡健三郎●写真 photo by Kenzaburo Matsuoka
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