リバプール補強は「不十分だ」 遠藤航ら獲得も…中盤&最終ライン強化“必須”とOB指摘
クラブOBキャラガー氏、現状のスカッドに見解「移籍マーケットでもう1人ずつ…」
イングランド1部リバプールは現地時間8月27日のプレミアリーグ第3節でニューカッスルと対戦。退場者を出す苦しい展開から、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスの2得点で2-1と逆転勝利を収めたが、試合後にクラブOBのジェイミー・キャラガー氏はタイトル獲得を目指すためにはDFとMFにさらなる補強が必要だと要求していた。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
敵地で昨季リーグ4位のニューカッスルと激突したリバプール。今夏新加入の日本代表MF遠藤航は移籍後初先発を飾った。
しかし、前半25分に先制を許すと、その3分後にはオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが退場に。前節ボーンマス戦(3-1)に続き、2試合連続で退場者を出す苦しい展開を強いられた。
それでも後半32分から途中出場していたヌニェスが同36分、同アディショナルタイム3分と連続ゴールを決め、リバプールは劇的な逆転勝利を収めた。
チェルシーとの開幕戦を1-1で引き分けたあとに2連勝。リバプールは好スタートを切ったが、リバプールの元キャプテンで解説者のキャラガー氏は王者マンチェスター・シティの対抗馬となるためにはさらなる補強が必要だと感じているようだ。特に前キャプテンのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが抜けた中盤や次節ファン・ダイクが出場停止となる最終ラインの補強は急務だと指摘している。
「リバプールはこの4、5年、マンチェスター・シティの最大のライバルだった。昨季はそれがアーセナルだった。今季、リバプールがそうならないのはなぜか。それはリバプールのスカッドがマンチェスター・シティに挑戦するには不十分だからだ。彼らは移籍マーケットでもう1人ずつDFとMFを獲得する必要があるだろう」
主力選手の退団が相次いだ中盤にはすでにアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、遠藤といった選手を獲得しているが、長いリーグ戦を戦ううえではまだ十分ではないようだ。残り数日となった夏のマーケットで、ユルゲン・クロップ監督はさらなる新戦力を迎えることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)