ファン・ダイク退場「明らかにDOGSO」 一発レッド判定物議も…元プレミア主審が懐疑論を一蹴
元プレミア審判員のディーン氏、ファン・ダイクの退場判定に見解
イングランド1部リバプールは現地時間8月27日、プレミアリーグ第3節でニューカッスルとのアウェーゲームに臨み、2-1と逆転勝利。2連勝を飾ったなかで、DFフィルジル・ファン・ダイクが一発退場を宣告された判定に対し、元プレミアリーグ審判員はジャッジの正当性を主張している。
リバプールは前半25分に先制を許し迎えたその3分後、ファン・ダイクが一発退場となるアクシデントに見舞われた。ゴール前で相手FWアレクサンデル・イサクを転倒させた場面のジャッジに関し、主審は「DOGSO(ドグソ/Denying an Ovious Goal-Scoring Opportunity”の略。決定的な得点機会の阻止)と判断していた。
実際のシーンでは、イサクにフリーで抜け出されていた可能性がありDOGSO判定に妥当性が見られつつも、その判断が議論の対象に。そんななか、プレミアリーグで長くレフェリーとして活躍したマイク・ディーン氏による見解が英紙「デイリー・メール」上で伝えられている。
記事では「フィルジル・ファン・ダイクにレッドカードを出したのは正しかった」と伝えられ、主審の判定を支持した見解を紹介。ディーン氏は「ファン・ダイクはボールを奪ったかもしれないが、アレクサンデル・イサクを飛ばしたあとだった。彼のチャレンジは激しく、軽率で、明らかにDOGSOのケースだった」と、懐疑論を一蹴した。
ディーン氏はさらに「明らかにファン・ダイクは第4審判のクレイグ・ポーソンに暴言を吐き、一線を越えていた」と、猛抗議したファン・ダイクの振る舞いを批判。「審判の報告書の内容次第では、ファン・ダイクは当局とのさらなるトラブルに巻き込まれるかもしれない」として、今後何らかの処分が下る可能性も示唆した。
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