リバプールOB、“チーム未完成”の古巣に警鐘 不安要素を指摘「遠藤はいい選手だが…もう1人必要」
クラブOBエンリケ氏が主張「(現状では)チーム全体でニューカッスルの方が優れている」
イングランド1部リバプールは、今夏の補強で日本代表MF遠藤航やアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターら中盤の選手を複数補強した。昨シーズン逃したUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権の獲得を目指すクラブに対し、OBのホセ・エンリケ氏は「あと2、3人獲得してチームを完成させる必要がある」と主張している。
昨シーズンのリーグ戦で5位に終わり、CL出場権を逃したリバプール。今夏の移籍市場で新戦力を組み込み、新たなシーズンに備えることが必須とされた。特に中盤はジョーダン・ヘンダーソン(→アル・イテファク)やファビーニョ(→アル・イテハド)らが退団し、不安要素の1つとされていた。
そうしたなか、中盤の底“アンカー”を担う選手として8月にドイツ1部シュツットガルトから遠藤を獲得。中盤前線ではブライトンからマック・アリスター、RBライプツィヒからドミニク・ソボスライがすでに加入している。
こうした現状を踏まえ、クラブOBであるエンリケ氏が「大きな警鐘を鳴らしている」と英紙「デイリー・ミラー」が報じた。リバプールは8月27日のプレミアリーグ第3節でニューカッスル戦を控えているが、現役時代両チームでプレーした経験を持つエンリケ氏は「(現状では)チーム全体でニューカッスルのほうが優れている」と持論を展開している。
そのうえで、「リバプールはあと2、3人獲得してチームを完成させる必要がある」とさらなる補強の必要性を指摘。特に「守備的MFはもう1人必要だ」と、遠藤のほかに同ポジションの補強を推奨している。
「(ステファン・)バジェティックは大きな怪我から復帰したばかりで、どうなるか分からない。マック・アリスターは6番ではない。今夏契約した選手(遠藤)はいい選手だが…もう1人必要だ」
現地でもさまざまなメディアから守備的MFの補強の可能性が報じられているリバプール。古巣のチーム完成度を危惧するエンリケ氏もさらなる補強を推したなか、クラブはどんな動きを見せるのだろうか。