全日本大学フットサル大会、大阪成蹊大が多摩大を破って大会2連覇を達成!
地元の大阪成蹊大が8ゴールが決まったシーソーゲームを制し、同校初の連覇
第19回大学フットサル大会は8月27日に決勝戦を行い、2連覇を目指す大阪成蹊大学と4年ぶり2度目の優勝を目指す多摩大学が対戦した。大阪成蹊大は佐藤亮監督、多摩大は福角有紘監督と、現役時代にフットサル日本代表でも活躍した2人が指揮を執っている。
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試合はいきなり動く。第1ピリオド1分、大阪成蹊大はFP萩原欣之介が右サイドを突破してチャンスを作ると、最後はゴール前のFP村上圭吾がゴールを決めて前回王者が早々にリードした。しかし、多摩大もすぐに反撃。第1ピリオド2分に自陣からのロングボールをFP明堂大稀がヘッドで合わせてゴールに流しこみ、試合を振り出しに戻した。
追いついた多摩大は第1ピリオド5分にも速攻からチャンスを作り、FP峰嶋歩夢の突破から、FP長沼創大がシュートを放ったが、ボールを枠に飛ばせなかった。両チームがGKのロングスローからチャンスを作るなか、同7分に多摩大はGK小石海羅緯のスローを受けたFP澤田健太が折り返す。このボールを、マークを外してゴール前に走りこんだFP本田遥大が受けてゴールネットを揺らし、多摩大が逆転した。
攻守が目まぐるしく変わる展開のなか、第1ピリオド10分に大阪成蹊大はキックインのボールを受けたFP菊地尚斗がミドルシュートを決め、2-2の同点に追いつく。その後も相手ゴール前までボールを運ぶ回数の多い大阪成蹊大は、第1ピリオド17分に左サイドから中島友貴が折り返したボールをFP山縣隼夫が中央で押し込み、再逆転した。さらに直後の攻撃からも山縣のパスを受けたFP松原聖々希が左から中に入り込んでゴールを狙ったが、右ポストに嫌われた。
勢いの止まらない大阪成蹊大は、第1ピリオド18分にもキックインから菊地が放ったシュートが相手のオウンゴールを誘発し、4-2とリードを広げる。このまま大阪成蹊大が2点リードでハーフタイムを迎えた。
第2ピリオドに入り、多摩大が攻撃の手を強めてくるが、大阪成蹊大もシュートに対して身体を張ってゴールを守る。それでも第2ピリオド6分、多摩大はキックインからの攻撃で本田がこの試合2点目を決め、1点差に縮めた。
多摩大は残り4分を切りパワープレーを開始。パス回しで守備を崩しにかかるが、最後のパスが通らずにシュートを打つには至らない。大阪成蹊大は、無人のゴールにFP鈴木大輝がシュートを決めて勝負あり。5-3で勝利した大阪成蹊大が大会連覇で通算2度目の優勝に輝いている。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
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