サラーへの185億円オファー「断る理由ない」 リバプール退団の可能性を元英代表指摘
リバプールOBの元イングランド代表MFマーフィー氏がサラーの去就を展望
イングランド1部リバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーは、サウジアラビア1部アル・イテハドからのオファーを受けているとされている。リバプールOBで元イングランド代表MFダニー・マーフィー氏は、サラーが希望した場合は引き止める可能性が低いとの考えを語っている。英紙「デイリー・メール」が報じた。
サラーは昨夏にリバプールと2025年まで契約延長したばかりだが、サウジアラビアのアル・イテハドからの関心が伝えられていた。同クラブは今夏に元フランス代表FWカリム・ベンゼマやフランス代表MFエンゴロ・カンテ、リバプールで昨季までサラーと同僚だったブラジル代表MFファビーニョといったスターを獲得している。
サラーの代理人を務めるラミー・アッバス・イッサ氏はSNSを通じて「今年リバプールから去ることを考えたら、彼は昨夏に契約延長をしなかった」と声明を発表していたが、新たに「サラーがサウジ行きを希望した」という報道も出ている。
そうしたなかで、マーフィー氏はさまざまな点からサラーが去ることを予想する。「もし、サラーがアラブで象徴的な選手になることを決めたのであれば、リバプールにはビジネスの観点からも31歳で不満を抱えることになる選手への1億ポンド(約185億円)のオファーを断る理由が見当たらない」と、自身の見解を語った。
そして「ユルゲン・クロップ監督は、ジョゼップ・グアルディオラ監督と共通していると思っている。彼らはどの選手よりもクラブを大きく見ている。そして、残留を強制することはない。もちろんピッチ上では、大きな痛手になるだろう。特に短期的にはね。サラーは多くのゴールを挙げてきた歴史があり、重要な選手だからだ。あれだけのインパクトのある選手の代役を瞬時に見つけることは不可能だろう。キリアン・ムバッペでも獲得しない限りはね!」と、続けた。
イスラム教徒という点でも、サウジアラビアで絶大な人気を誇るとされているサラーだが、まもなく閉まることになる移籍市場の間に、大きな動きがあるのだろうか。