遠藤航の起用が「大きな問題を起こす」 初スタメン浮上に英警鐘「最悪の先発デビューを…」
遠藤の初スタメン起用を巡る英識者の見解に現地メディア注目
イングランド1部リバプールは現地時間8月27日、プレミアリーグ第3節でニューカッスルとのアウェーゲームに臨む。先週末のリーグ戦で新天地デビューを飾った日本代表MF遠藤航の起用法に注目が集まるなか、現地メディアは先発デビューへ警鐘を鳴らす英識者の見解に注目している。
今月18日にリバプール加入が発表されたばかりの遠藤は、翌日に開催されたホーム開幕戦で早くもベンチ入り。後半13分にMFアレクシス・マック・アリスターが一発退場となるアクシデントが発生したなか、数的不利な状況で新天地デビューを飾ると、攻守のバランスを保ち、チームの勝利に貢献した。
中盤の安定化を図る狙いのもと、新天地加入から間もないなかでの緊急デビューとなった遠藤。その働きぶりにはユルゲン・クロップ監督から「彼はよくやってくれた」と賛辞が送られ、今節での起用法にも注目が集まる。そんななか、リバプール専門メディア「Rousing the Kop」は英識者の見解とともに、先発デビューの可能性に触れている。
同メディアは、元イングランド代表FWポール・マーソン氏による考察に注目。「ポール・マーソンは、遠藤航がリバプールで大きな問題を起こそうとしているのではないかと考えている」と見出しを打ち、ニューカッスルとのアウェー戦における遠藤の先発起用を巡る、マーソン氏の見解に脚光を当てた。
同氏曰く、昨季4位と躍進したニューカッスルは「いつものようにプレーし、先制すれば、リバプールをピッチの至るところで窒息させることができる」という難敵。リバプールにとっては今シーズンの上位争いを演じるうえでいわば、試金石となる一戦になる事実から、加入したばかりの遠藤には荷が重すぎると見ている。
「遠藤航はリバプールで中盤3人の1人としてプレーすることもできる。ただし問題は、このチームで初めてのスタメンになるということだ。ニューカッスル戦よりも悪い試合は考えられなかった。先週のボーンマス戦ならリバプールが圧倒している(だから、遠藤が初先発していたとしても問題はなかっただろう)」
マーソン氏の見解を受けて、「Rousing the Kop」は「遠藤航は最悪の先発デビューを迎えることになるかもしれない」と指摘。遠藤の初先発デビューを予想する現地メディアの記事も見られるなか、難敵ニューカッスル戦とのアウェー戦で先発のピッチに立つことになるだろうか。