川崎が札幌に2-2ドローで連敗ストップ “マルシーニョ劇場”で2点のビハインドから反撃

川崎と札幌の一戦は2‐2のドロー決着【写真:徳原隆元】
川崎と札幌の一戦は2‐2のドロー決着【写真:徳原隆元】

後半頭から投入されたブラジル人FWマルシーニョが2得点を演出

 川崎フロンターレは8月26日、J1リーグ第25節で北海道コンサドーレ札幌と対戦し、2-2で引き分けた。リーグ戦3連敗を喫していたなか、前半で2失点する厳しいスタートを強いられたが、数的有利を得た後半に反撃し、最終的にはドローに持ち込んでいる。

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 川崎は第22節ガンバ大阪戦で3-4、第23節ヴィッセル神戸戦で0-1、第24節サンフレッチェ広島戦で2-3と敗れており、3連敗で順位を二桁まで落としていた。今月8日に38歳の元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスを急遽獲得したが、コンディション調整の関係で、ホームで開催された札幌戦でもベンチ外となった。

 試合は前半27分、セットプレーの流れから札幌MFスパチョークにペナルティーエリア手前からボレーシュートを叩き込まれて先制を許すと、同35分にはペナルティーエリア左を突破したスパチョークのラストパスを札幌MF駒井善成に決められ、連続失点で前半を折り返した。

 しかし、後半頭から川崎がFWマルシーニョを投入すると、試合の流れが大きく変わる。後半6分、左サイドから突破を図ったマルシーニョに対し、札幌DF岡村大八がスライディングタックルで阻止。一度は流されたものの、このプレーがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の対象となり、オンフィールドレビューの確認の結果、主審はレッドカードを提示し、岡村は一発退場となった。

 数的有利となり一気に攻め込む川崎は後半22分、マルシーニョが高い位置で相手のパスミスを拾ってMF脇坂泰斗へと渡し、グラウンダーのシュートをゴール左隅に沈めて1点差に。そして同26分、左サイドを突破したマルシーニョが大きく弧を描いたクロスをファーサイドへ送ると、DF山根視来が右足で叩きつけるボレーシュートを放つ。絶妙な浮き球のパスとなった形を、最後はDF佐々木旭が頭で押し込んで同点とした。

 その後も、マルシーニョの突破力を起点に札幌のゴールへと襲いかかるも、逆転ゴールを奪うまでには至らず2-2と引き分けた。勝ち点3の獲得まであと一歩だったものの、連敗を3で止めた。

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