ソシエダ“3戦ドロー”に監督怒り「前半はひどかった」 現地はMOM久保に期待の声「攻撃に光をもたらそうとした唯一の選手」
リーグ3試合連続でMOMに選出
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間8月25日、ラ・リーガ第3節ラス・パルマスとの対戦で0-0と引き分けた。チームは3戦連続のドローとなったなか、膠着したゲームでマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出された日本代表MF久保建英には現地メディアから及第点が与えられている。
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右サイドでこの日も先発した久保は、前半からカットインを仕掛けシュートを放つなど攻撃を牽引。しかしチームは前線でスピードが上がらず、なかなかネットを揺らすことができない。
後半に入り、高い位置で久保もボールを受けられるようになると少しずつ攻撃も活性化。右足のクロスでチャンスメイクや、ペナルティーエリア内でこぼれたボールを左足で狙った惜しいシーンもあった。
それでも90分間で得点には結び付かず。久保も後半30分で交代となりチームは0-0のドローで試合を終えている。開幕から3試合連続でドロー決着のチームに、試合後のコメントでイマノル・アルグアシル監督も怒りを露わにしたという。
スペインメディア「エル・デスマルケ」によるとアルグアシル監督は「前半は非常にひどかった。後半でいくらか改善はしたが、十分ではなかった。我々は前半をすべて放棄してしまった」と、最初の45分のパフォーマンスに厳しい言葉を並べた。
一方で、開幕から3試合連続で高パフォーマンスを維持する久保は3回目のMOMに選出。「エル・デスマルケ」でも「前半、ラ・レアル(ソシエダ)の攻撃に光をもたらそうとした唯一の選手だった」と評価を受けると、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」でも「彼は2度、高い位置からシュートを放ち、そのうちの1つは明確なシュートで得点できる位置だった」と攻撃の活性化を担ったことを伝えた。
勝ちきれない厳しいチーム状況のなか、久保は自身のパフォーマンスを維持し次節こそ勝利を呼び込むことができるだろうか。