フットサル大学選手権、前回王者の大阪成蹊大が決勝進出 立命館大との関西対決を制す

大阪成蹊大が立命館大を破り決勝進出【写真:Futsal X / 河合 拓】
大阪成蹊大が立命館大を破り決勝進出【写真:Futsal X / 河合 拓】

ここまで2試合11得点の立命館の得点力を抑え、大阪成蹊大が地域CL決勝の借りを返す

 第19回全日本大学フットサル大会は、8月26日に岸和田総合体育館で大会2日目を迎え、準決勝が行われた。第1試合では前回王者の大阪成蹊大フットサル部と立命館大フットサル同好会オールワンの関西対戦となった。春先に行われた地域大学フットサルチャンピオンズリーグ(CL)の決勝でも対戦し、その時は3-2で立命館が優勝していることもあり、試合前から両チームの応援で大いに盛り上がった。

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 立ち上がり2試合で11得点を挙げている立命館が押し込む展開になるが、大阪成蹊大も体を張った守備でゴールを許さない。大阪成蹊大も徐々にピヴォにボールを当ててボールを前進させ始める。第1ピリオド7分にはGK片岡浩大から縦パスを受けたFP山縣隼夫がDFをかわしてシュートを決めて、大阪成蹊大が先制した。

 立命館大の反撃に耐える大阪成蹊大は、第1ピリオド17分にもFP萩原欣之介がルーズボールを拾ってヒールでキャプテンのFP村上圭吾にパス。これを受けた村上が右から対角にシュートを左サイドネットに決め、大阪成蹊がリードを2点に広げた。そのまま第1ピリオドは終了した。

 第2ピリオドに入っても、大阪成蹊大は守備の集中が切れずに足を動かし続け、立命館大にチャンスを作らせない。そして第2ピリオド10分には、相手陣内でのキックインからFP菊地尚斗がボレーを放つ。ゴール前にこぼれたボールをFP橋本和秀がゴールに押し込み、3-0と点差を広げた。

 第2ピリオドの残り8分を切ると、立命館はFP三浦糧太にGKユニフォームを着せてパワープレーを開始。なかなかチャンスを作れていなかった立命館も、第2ピリオド15分には相手陣内の深い位置でボールを奪ったFP安田健人がGKと1対1のチャンスを迎えるが、GK村上のスーパーセーブの前に得点ができなかった。

 最後まで集中を切らすことのなかった大阪成蹊大は、残り2分を切ってFP松原聖々希がセットプレーからダメ押しゴールを決める。このまま立命館大を4-0で破った大阪成蹊大は、地域大学フットサルCLの借りを返すとともに、大会2連覇に王手をかけている。

(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)



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