冨安健洋は「移籍する可能性は低い」 クリスタル・パレスが関心も“台所事情”を英指摘「皮肉にも…」
冨安やティアニーら退団の可能性がある選手に注目
イングランド1部アーセナルは今夏にクラブ史上最高額で獲得したイングランド代表MFデクラン・ライスを筆頭に大型補強を敢行した。多くの資金をマーケットに投じた一方で、残された移籍市場では余剰戦力の売却の動きを進めている。英紙「デイリー・ミラー」は最大9選手を売却する可能性があると報じている。日本代表DF冨安健洋の去就についても言及されている。
アーセナルはライスのほかにも、ドイツ代表MFカイ・ハフェルツやオランダ代表DFユリエン・ティンバーといった実力者を次々に獲得。その一方で、選手の売却はドイツ1部レバークーゼンに渡ったスイス代表MFグラニト・ジャカなど最小限に留まっていた。
移籍金の収支は現時点で大幅なマイナスとなっているだけに、8月末で閉まる移籍マーケットでさらなる選手の売却は必要不可欠となる。
記事では退団の可能性がある選手としてスコットランド代表DFキーラン・ティアニー、アメリカ代表FWフォラリン・バログン、ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイス、ベルギー代表MFアルベール・サンビ・ロコンガ、コートジボワール代表FWニコラ・ペペ、イングランド人DFロブ・ホールディング、ポルトガル代表DFセドリック・ソアレス、ポルトガル人DFヌーノ・タバレス、そして冨安の名前が挙がった。
冨安については、次のように記されていた。
「クリスタル・パレスが興味を示している冨安健洋も今夏に去就が不透明となっている。しかし、ティンバーの負傷と他のDFの将来が不確定になっていることから、皮肉にもパレス戦でレッドカードを受けたにもかかわらず、この日本代表が今夏に移籍する可能性は低いだろう」
以前はイタリア1部インテルが関心を持っているとの噂もあった冨安には新たにクリスタル・パレス移籍の可能性が浮上していた。しかし、ティンバーの長期離脱やティアニーがスペイン1部レアル・ソシエダへの期限付き移籍に近づいているチーム事情も相まって売却リストからは外れる見込みだ。最終ラインならどこでもこなせるユーティリティー性はミケル・アルテタ監督からの評価も高いだけに、チームに残り、出番を増やす可能性は高そうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)