「過小評価されている」 リバプール遠藤航にプレミア公式が注目…カイセドよりも「フィットする」

リバプールデビューを果たした遠藤航【写真:ロイター】
リバプールデビューを果たした遠藤航【写真:ロイター】

ニューカッスル戦での先発起用に期待が高まる

 イングランド1部リバプールは現地時間8月27日にプレミアリーグ第3節でニューカッスルと敵地で対戦する。前節、退場者が出た後のスクランブル出場で新天地デビューを飾った日本代表MF遠藤航は改めて、11人で戦うなかでの“フルデビュー”が期待される。プレミアリーグ公式サイトはチームの新たな6番として加入した遠藤に注目している。

 リバプールは今夏に前キャプテンのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやブラジル代表MFファビーニョがサウジアラビアへ移籍。ほかにも主力級選手の退団が相次ぎ、中盤の補強に力を入れていた。

 当初はエクアドル代表MFモイセス・カイセドやベルギー代表MFロメオ・ラビアが主要ターゲットとして浮上していたが、いずれもチェルシーとの争奪戦に敗れた。その後に急浮上したのが遠藤だった。現地時間8月18日に移籍が決定すると、翌19日のボーンマス戦(3-1)ではアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターの退場後の緊急投入で新天地デビューを飾っている。

 プレミアリーグ公式サイトは今週末に行われる第3節のプレビューで遠藤について「6番のポジションで過小評価されているタレント」として言及。ヘンダーソンやファビーニョの穴を埋める存在として「チェルシーを選んだどちらのMF(カイセド、ラビア)よりもレッズにフィットする可能性が高い」と指摘している。

 それを裏付けるのが遠藤がブンデスリーガで残してきたスタッツにある。遠藤は過去3シーズンのブンデスリーガで他のどのMFよりも多いデュエル回数(1274)を記録し、ポゼッション獲得数(706回)とタックル数(207回)もリーグ2位と守備に関して驚異的ともいえる数字を残していた。

 また、2022-23シーズンのリーグ戦90分あたりのスタッツで、遠藤はタックル2.2回、インターセプト0.8回、リカバリー7.1回を記録していた。同じ項目で比較すると、ファビーニョはタックル2.2回、インターセプト1.3回、リカバリー6.1回。ヘンダーソンはタックル1.4回、インターセプト0.9回、リカバリー7.1回。退団した両選手と同水準のスタッツを残していることから、遠藤への期待が高まっている。

 デビュー戦は3-1とリードし、かつ相手より1人少ないイレギュラーな状況下でのデビューとなった遠藤。11人揃ったなかでは遠藤がどのような役割を任されることになるのか。ユルゲン・クロップ監督の采配に注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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