三笘、エンシソら次なる逸材を堅実に獲得

　イングランド1部ブライトンは、今シーズン好調な滑り出しを見せている。開幕2連勝でプレミアリーグの暫定首位に立つクラブの強さについて、英紙「Express & Star」が迫った。

　日本代表MF三笘薫も所属するブライトンは、昨シーズン最高成績のリーグ6位でフィニッシュ。その主力だったエクアドル代表MFモイセス・カイセド（→チェルシー）、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター（→リバプール）らを放出したものの、今季開幕から2連勝と好調を維持している。

「Express & Star」紙はそんなブライトンの成功を「もはやサプライズ・パッケージとは見なされない」と評価。「ブライトンには称賛すべき点がたくさんあるが、最も喜ばしいのは、誰もが昨日今日ですべてを手に入れようとしているように見えるスポーツの中で、彼らが稀に見る時間をかけた成功を収めていることだろう」とクラブの特徴に触れている。

　記事では「彼らの台頭は、オーナーであるトニー・ブルームのベッティングコンサルティング会社『スターリザード』の秘密のアルゴリズムを利用した選手データベースの賜物である」と指摘。ブライトンが三笘やフリオ・エンシソのような新鋭まで、絶えず逸材を獲得しているのは「スカウティング・システムの基礎となる情報があるからだ」と考察している。

　また「ブライトンは過去6年間、アイデンティティ、明確な自己意識、妥当な目標設定から恩恵を受けてきた」と堅実なクラブの成長過程を称賛。「今のところ、クラブに優れたプランとそれをやり遂げる信念があれば、何が可能かを示す輝かしい見本である」と、プレミアで躍進するブライトンを特集していた。