チェルシーはブライトンの“優良顧客” 今夏だけで約250億…「相当額の買い物」ぶりに海外注目

今夏チェルシーに加入のカイセド(左)とサンチェス【写真:ロイター & Getty Images】
今夏チェルシーに加入のカイセド(左)とサンチェス【写真:ロイター & Getty Images】

今夏ブライトンよりカイセド、サンチェスを獲得

 イングランド1部ブライトンは、昨シーズンのプレミア6位フィニッシュに加えて今季も開幕2連勝と好調だ。選手を上手く売却し成長し続けるなか、その恩恵を受ける“あるクラブ”を海外メディアが取り上げている。

 日本代表MF三笘薫がプレミアに初挑戦した昨季、ブライトンは過去最高の6位でリーグ戦を完走。見事UEFAヨーロッパリーグ(EL)への出場権も獲得し、2023-24シーズンにも期待が高まっていた。

 そんなブライトンはシーズン開始前の今夏移籍市場で、エクアドル代表MFモイセス・カイセド(→チェルシー)、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター(→リバプール)などチームの中心だった選手を高値でビッグクラブへ売却。こうしたクラブの資金面での立ち回りの良さには、海外メディアも着目していた。

 スペイン紙「マルカ」でもこの経緯に触れつつ、「チェルシーは(ブライトンの)最高の顧客」とカイセドらを売り込んだクラブの名前を挙げている。今夏のビッグネームだったカイセドは、リバプールとの争奪戦を制したチェルシーが英国史上最高額の1億1500万ポンド(約211億円)で獲得した。

 またスペイン代表GKロベルト・サンチェスも今夏チェルシーへと渡り、クラブに2300万ユーロ(約36億円)の移籍金を残している。こうした背景から「チェルシーは過去2シーズン、ブライトンから相当額の買い物をした。彼らは最高の顧客なのだ」と報じられていた。

 記事では「ブライトンの財政は、スポーツでの成功と同じペースで拡大している」とクラブ財政を大きく評価。なかでも昨季12位と低迷したチェルシーが、ブライトンにとっては選手を高値で買ってくれる最高の取引相手だとされていたようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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