リバプールDFアーノルドの“偽SB”起用 同僚CBがチーム内の変化に言及「適応していく必要がある」
DFマティプが今シーズンの変化を語る
イングランド1部リバプールの不動の右サイドバック(SB)トレント・アレクサンダー=アーノルドは、イングランド代表では中盤で10番を背負うなど攻撃時の能力の高さで知られている。クラブでも中盤の一角にポジションを変えた“偽SB”起用されるなか、同僚DFが特殊なアーノルドの立ち位置と自身の役割について言及した。
昨シーズン、センターバック(CB)としてチームを支えた元カメルーン代表DFジョエル・マティプはクラブ公式のインタビューで「トレントのハイブリッドな役割にどう適応しているのか?」という問いに答えている。
2022-23シーズンの終盤から、“偽SB”として攻撃時に中盤にポジションを取り能力を発揮することが増えたアーノルド。少なからずCBとして近くで一緒にプレーしてきたマティプは、自分の役割がどのように変わってきているのかを説明した。
マティプは「僕にとっては明らかに今までとは違う状況だし、適応する必要がある。シーズン中にどんどん良くなっていくと思う」と、新たな試みにおいて自身のCBとしての適応が今後の鍵になると語る。
「右SBは最初からそこにいるわけではない。適応していく必要があるが、同時に中盤には何人かの選手と新しい選手が加わった。常に長所と短所があるが、完璧なシステムはない。自分たちがやっているシステムをどう生かすかだし、自分たちのシステムには自信がある」
リバプールで8シーズン目を迎えるベテランCBは「長い間ここにいるし、楽しんでいるよ」と、現在もチームでのプレーを楽しんでいることを明かし、「良い時もあれば、怪我で不運な時もあったけど、いつも戻ってきて最高の自分を見せようとしてきた。今シーズンもそうしたいね」と、成長を続けるチーム内での奮起を今年も誓っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)