リバプールFWが「フィルミーノの代役として…」 現地紙注目、遠藤加入の影響とは?
遠藤加入でガクポの起用ポジションに変化か
イングランド1部リバプールには、8月18日に日本代表MF遠藤航が加入した。アンカーの重要な役割を担うとされる“日本人ファイター”が、オランダ代表FWの今後に良い影響を及ぼすかもしれないと、リバプール地元紙「リバプール・エコー」が報じている。
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リバプールは、前キャプテンのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやブラジル代表MFファビーニョら中盤の主力選手の多くが一斉に退団。補強のターゲットとしてエクアドル代表MFモイセス・カイセドらが候補に挙がっていたが獲得できなかった。
白羽の矢が立った遠藤は、報道があってから瞬く間に加入まで進んだ。19日のプレミアリーグ第2節ボーンマス戦(3-1)でいきなりデビューするなど、ユルゲン・クロップ監督の信頼度は高そうだ。
こうしたなか、今シーズン序盤で中盤の位置をカバーしていたオランダ代表FWコーディ・ガクポの起用法にも変化が起こる可能性が高い。開幕節チェルシーとの大一番では、4-3-3の中盤を構成。ワントップにはポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが入った。遠藤が途中出場した第2節ボーンマス戦でも、ガクポは同様の位置で出場した。
プレシーズンマッチのドイツ1部バイエルン・ミュンヘン戦(3-4)では、トップとして出場し先制弾を決めていたガクポ。「リバプール・エコー」紙は「チェルシー戦と先週末のボーンマス戦で、クロップから最初に交代させられた選手となり、インパクトを与えるのに苦労している」と、中盤で起用されている現状を伝えている。
そのうえで「日曜日に控えるニューカッスル戦は、ガクポがフォワードとして攻撃に復帰するチャンスとなるかもしれない」と、現地時間27日の第3節ニューカッスル戦では「この2週間ガクポのポジションだったより高度なMFのポジションに、アレクシス・マック・アリスターが入ることができるだろう」と、ポジションの変化を予想した。
その背景には遠藤加入の影響がある。「新加入の遠藤航と、フィットしているステファン・バイチェティッチが守備的MFの先発を争う」と記事では考察を展開。中盤補強のおかげで、ガクポが前線に戻る可能性が出てきた。ただ、センターフォワードとして先発しているジョッタが好調であることから、「現在攻撃の真ん中でプレーしているジョッタをチームから外すのは、クロップにとって大きな決断となる」と指摘もしている。
同紙は全体的な考察を踏まえ「ガクポが再びフォワードラインを統率するのは、まだ先のことかもしれない。しかし、ロベルト・フィルミーノの代役として、このオランダ人FWがなぜ9番を背負うことになったのか、その理由を証明するチャンスはそう遠くないだろう」と、今後9番としての役割を担うことになると期待を寄せていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)