遠藤航の獲得成功にクロップ監督は「大喜び」 英記者が指摘「勇気づけられている」
ボーンマス戦途中出場でいきなりデビュー
日本代表キャプテンのMF遠藤航は今夏の移籍市場で、ドイツ1部シュツットガルトからイングランド1部リバプールに電撃移籍した。移籍直後に緊急出場してデビューを果たすなど活躍が期待されるなかで、ユルゲン・クロップ監督は遠藤との契約を「喜んでいる」という。英メディア「Football365」が伝えた。
リバプールは今夏の移籍市場で前キャプテンのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやブラジル代表MFファビーニョら中盤の主力選手の多くが一斉に退団。補強のターゲットとしてエクアドル代表MFモイセス・カイセドやベルギー代表MFロメオ・ラビアの名前が浮上していたが、いずれもチェルシーとの争奪戦に敗れた。
そうしたなかで白羽の矢が立ったのが遠藤だった。日本代表のキャプテンをクロップ監督は高く評価しており、加入決定翌日のプレミアリーグ第2節ボーンマス戦(3-1)でいきなりデビューも飾った。
英国内では若くて将来性もあるカイセドやラビアではなく、イングランドでのプレー経験がない30歳の遠藤を獲得したリバプールの決断を疑問視する声も上がった。
しかし、英紙「デイリー・メール」のルイス・スティール記者によれば、クロップ監督は遠藤との契約に「大喜び」しているという。
「遠藤航は見出しを飾るような派手な選手ではない。マージーサイド以外のファンで、先週末に遠藤について議論していた人間はほとんどいなかった。とはいえ、彼の獲得はいいビジネスであり、ユルゲン・クロップは内心喜んでいた。クロップは何か月も遠藤の映像を見ており、特に彼のキャラクターに勇気づけられているという。遠藤は怪我もほとんどなく、右サイドバックやセンターバックもこなせる」
8月27日のプレミアリーグ第3節ニューカッスル戦で遠藤がどのような起用をされるかにも、注目が集まる。