「みんなが幸せになるようなニュースを…」

　浦和の監督に就任して5シーズン目にして挑むリーグタイトルの懸かったゲームだが、選手たちに感謝の言葉を述べつつ「楽しみたい」と話した。選手たちに対しても、常々「ゲームを楽しむ気持ちを持ちなさい」と指導してきたペトロヴィッチ監督は、自分自身も悲しい事故に胸を痛めながら、原点とも言える気持ちを忘れたくないと話している。

　そして「世の中は残念ながら、事故などネガティブな情報の方がセンセーショナルなニュースになってしまうものです。私はできれば、みんながほっこりとした気持ちになるような、幸せになるようなニュースが世の中に溢れてほしいと願っています」と、少し遠くを見るような表情をしながら、ゆっくりとした口調で話していた。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web