浦和のACL本戦進出が決定! プレーオフ理文戦で3-0快勝、スタメン中島翔哉が2点に絡む

2得点に絡んだ浦和の中島翔哉【写真:Getty Images】
2得点に絡んだ浦和の中島翔哉【写真:Getty Images】

ACLプレーオフで理文(香港)を下し、9月に開幕する本戦へ進出

 浦和レッズは8月22日、2023-24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)本戦出場を懸けたプレーオフ、理文(香港)戦に臨み、立ち上がり3分でMF小泉佳穂が電光石火の先制ゴールを挙げるなど3-0の勝利。9月に開幕する本戦への進出を決めた。

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 昨季にリーグ戦も天皇杯もACL出場ラインに届かなかった浦和だが、秋春制への過渡期で今年に入ってからの決勝になった22年大会を優勝したことで、前回大会の王者としてプレーオフに滑り込む権利を得た。そして、このプレーオフは1試合の勝敗で本戦へ出場できるかどうかが決まるゲームになった。

 浦和はこのゲームに今夏加入の元日本代表MF中島翔哉が加入後の初スタメン。すると前半3分にトップ下で出場の中島が右45度付近でボールをキープすると、縦に抜けたMF大久保智明に丁寧なパス。大久保がマイナスのクロスを戻したところに小泉が走り込んで押し込んだ。小泉はこれが今季の公式戦で初ゴールになった。一発勝負のプレッシャーが掛かるゲームで、中島と小泉のダブル起用がいきなりチームにゴールをもたらした。すると前半6分には中島がタメを作ったところでオーバーラップしたDF酒井宏樹のクロスにFW興梠慎三が相手と競りながらヘディングで合わせてゴール。中島効果の見える展開で浦和がいきなり2点を奪った。

 その後も浦和がボールを持つ時間が長くなったが、理文が5バックで撤退してボールをあまり奪いに来なくなったことでゲームのペースはスローなものに。相手FWジバニウトン・フェレイラが距離のある所から意表をついて狙ったシュートなどはあったものの、浦和も中島がゴール正面から狙ったシュートや、小泉が中島とのコンビネーションでゴール正面に進出して放ったシュートなどチャンスを作りながら2-0のままハーフタイムを迎えた。

 浦和のマチェイ・スコルジャ監督はハーフタイムでMF伊藤敦樹からMF柴戸海、興梠からFWブライアン・リンセンの交代を実施。リンセンは決定機に絡み、後半8分には相手DFが処理ミスしたボールを拾った中島からゴール前の完全フリーでボールを受けながら、キックフェイントを入れた後のシュートはミートせずGKの正面へ。後半18分にはMF大久保智明のラストパスにゴール正面で合わせるも枠外と、もったいない場面が続いた。

 後半15分を前に4-3-3へ変更して理文が勝負を懸ける構えを見せると攻撃を許す時間帯もあった浦和だが、ペースを取り戻して後半アディショナルタイムにリンセンのアシストでMF関根貴大がゴールし、3-0で締めくくった。これにより浦和はACLの本戦へと進出し、9月にスタートする本戦で4回目のアジア制覇を目指す戦いに臨むことが決まった。

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