モナコ南野の「才能が開花」 不振脱却の復活劇に仏脚光「失敗作のレッテル剥がす」

ストラスブール戦で2ゴールを決めた南野拓実【写真:Getty Images】
ストラスブール戦で2ゴールを決めた南野拓実【写真:Getty Images】

ストラスブール戦で2G1Aの大活躍、不振に喘いだ昨季から変貌

 フランス1部ASモナコのMF南野拓実はリーグ・アン第2節ストラスブール戦で2ゴール1アシストの大活躍を披露し、3-0快勝に大きく貢献。開幕節では1アシストをマークと、不振に喘いだ昨季から大きく変貌する好スタートを切ったなかで、そのパフォーマンスに現地メディアは「失敗作のレッテルを剥がす過程にある」と注目している。

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 ストラスブール戦で2試合連続のスタメン出場を果たした南野は前半20分、高い位置でボールを奪い返し、そのまま右足を振り抜いたミドル弾で今季初ゴールをマーク。同36分には左サイドからのアーリークロスをヘディングで合わせ2点目を奪うと、後半13分にはチーム3点目をアシストと大車輪の働きを見せた。

 モナコ加入1年目の昨季は、わずか1ゴールと振るわなかった南野。オーストリア1部ザルツブルク時代の恩師アディ・ヒュッター監督と再会した今季は鋭い動きや得点嗅覚を取り戻し、昨季の汚名を返上するかのような幸先良いスタートを切った。そのパフォーマンスに、現地メディアからも熱視線が注がれている。

 フランスメディア「maxifoot」は「南野、大失敗から頂点へ?」と見出しを打ち、その変貌ぶりに注目。「モナコでの新シーズンで非常に良いスタートを切った南野拓実は、フランスで才能が開花しつつある。この日本人ストライカーの冒険が、公国でついに始まった」と伝え、恩師との再会で変化した現況へ期待感を示した。

「南野はついに居場所を作りつつある。リバプールから1500万ユーロで加入してから1年、ASモナコの攻撃的ミッドフィールダーは、肌に張り付いた失敗作のレッテルを剥がす過程にある フィリップ・クレマン前監督の4-4-2に不快感を覚えた元レッズの選手は、モナコで重要な選手になることを期待するにはあまりにも乏しかった。しかし、それ以来、状況は進化しつつある」

 ストラスブール戦で全得点に絡んだ南野は、これで開幕から2試合で2ゴール2アシストを記録。9月上旬の国際Aマッチウィークによる中断まで残されたリーグ戦は2試合。さらなる好パフォーマンスに期待が懸かる。

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