「VARがJ2はないので…」 J2仙台×大宮のハンド疑惑、専門家が反則主張も「拾うのは難しい」
仙台×大宮戦の前半19分、シュートが手に当たった場面の判定を議論
スポーツチャンネル「DAZN」の判定検証番組「Jリーグジャッジリプレイ」で8月19日のJ2第31節、ベガルタ仙台と大宮アルディージャの試合が取り上げられた。ここでは、シュートブロックがハンドの反則か否かが議論された。
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前半19分に大宮はMF黒川淳史がシュート。周囲を仙台の選手に取り囲まれているような状況下でボールはDF若狭大志の右腕にヒットしたように見えたが、柿沼亨レフェリーはハンドの反則と判定しなかった。J2ではVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は導入されていない。
ゲスト出演した元Jリーガーの林健太郎氏は「これはハンドを取っていいと思う。腕も身体から少し離れているので」とコメント。同じくゲスト出演した元Jリーガーの土屋征夫氏も「ハンドだと思う。守備側から仕方ない部分もあると思うけど、最近は取られるシーンも多い。身体から完全に手が離れているし、ボールもゴール方向に飛んでいる」と話した。
元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏は「ハンドですね」とコメント。一方でレフェリーの判定について「ポジションは多分、(選手の身体に)被っているので確認できなかった。もしかしたら副審は(腕に)当たっているように感じるかもしれないけれども、裏側から見ているから確証は下がったと思う」と話す。
そのうえでレフェリーのポジショニングについて「全体的な流れで言うと、ポジションの取りようがない。何回か見て、可能性としてはペナルティーエリアの角あたりに行ける可能性はあるけれど、結果論。映像を見ているから、そこにいれば見られるなと思うだけであって、この流れで現場でこれを見られるのは、選手やチームからすればふざけるなという話かもしれないですが、これを拾うのは難しい。VARがJ2ではないので拾われなかったという残念なシーンです」と、審判団の判定について解説していた。