ブライトンの「秘密」 プレミア首位のチームで輝く三笘薫の存在に海外注目「ファンを熱狂させている」
開幕2連勝で首位に立つブライトンについて考察
開幕した2023-24シーズンのプレミアリーグも、第2節を終了した。絶対王者のマンチェスター・シティとともに2連勝を飾り、得失点差で首位に立つブライトンの強さに海外メディアが迫っている。
日本代表MF三笘薫も所属するブライトンは、昨シーズンクラブ最高成績の6位でリーグ戦をフィニッシュ。欧州カップ戦出場への切符を手にし、大きな注目を集めたクラブの1つだ。
迎えた新シーズン、ロベルト・デ・ゼルビ監督の率いるチームは、開幕節で昇格組のルートン・タウンを4-1で下し好スタート。続く第2節ウォルバーハンプトン戦でも同スコアで強さを見せつけ、勝ち点6、得点8、失点2という成績で首位に立っている。
イタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が運営する情報サイト「Gianluca Di Marzio.com」では、「デ・ゼルビがプレミアリーグをどう変えるか」というテーマで議論を展開。ブライトンの秘密に迫っている。
そのなかで「ブライトンの好成績は、ロベルト・デ・ゼルビがプレミアリーグにもたらした戦術の結果である」と記事では考察を展開。「シティとアーセナル(昨シーズンのリーグ戦のベスト2チーム)でさえ、この元サッスオーロとシャフタールのプレースタイルに順応し始めているほどだ」と、戦術の部分に注目した。
ブライトンは「攻撃時の3-1-6から、非ポゼッション時の4-2-4へと切り替える流動的なシステム」を採用しており、デ・ゼルビ監督は「ボールポゼッションは常に相手のプレッシャーに左右される。プレッシャーが強ければ強いほど、縦への展開が多くなる。相手のプレッシャーが弱ければ弱いほど、ゲームをコントロールし、ボールポゼッションを高めることができる」とポゼッションについて語っている。
指揮官の言葉を借りつつ、同メディアは「ブライトンの流動的なポジションプレーの秘密は、相手のボールポゼッションにある」と、説明した。
また躍進を遂げるチームの中で「デ・ゼルビ監督が好みの選手に育てようとしている新たなダイヤモンドの原石」と紹介されたのが三笘だ。「彼の最初のゴールは、中盤でスタートし、4人の相手を飛び越えてからGKの背後のネットを揺らすという個人技で生まれた。その爽快な走りとドリブルは、ブライトンのファンを熱狂させている」と、今季のファーストゴールを絶賛している。
今後も三笘を中心に、攻撃爆発が期待されるブライトン。デ・ゼルビ監督がもたらすプレミアでの“変革”に、大きな注目が集まっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)