A・ミネイロがシャペコエンセとのリーグ最終節開催を望まず 「我々はスポーツを信じているが…」
クラブ会長がCBFに直訴し合意か
ブラジル1部アトレチコ・ミネイロは今季のリーグ最終節で、現地時間28日にコロンビアで起きた飛行機事故で多くの犠牲者を出したシャペコエンセと対戦する予定となっていたが、ブラジルサッカー連盟(CBF)にプレーする意思がないことを伝えたという。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」などが報じている。
この未曾有の大事故によってシャペコエンセの主力選手19人をはじめ、元神戸のカイオ・ジュニオール監督やクラブ首脳陣、ジャーナリストなど現在までに71名が亡くなったと伝えられている。CBFは追悼試合として、来週にはリーグ最終節を行う意思を表明していた。その場合、シャペコエンセはユースの選手らが出場する見込みとなっていた。
しかし、シャペコエンセと対戦するアトレチコ・ミネイロは、最終節を戦う意思がないこと表明している。クラブのダニエル・ネポムセノ会長は、「私はここにアトレチコ・ミネイロがプレーしないということをお知らせしに来ました。シャペコヘは行かず、最終戦ではプレーしない」と宣言した。
「我々はスポーツを信じている。我々は痛みに配慮する。スポーツの本質とはいえ、選手たちにそれを要求している時ではない。私はすでにCBFに話し、合意した。CBFのマルコ・ポロ・デル・ネロ会長も合意している」
現在リーグ戦4位につけているアトレチコ・ミネイロだが、最終節の結果にかかわらず4位は確定している。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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