「選手たちめちゃくちゃ頑張ってる」と熱いメッセージを送る

　YouTuberとして活動するDF那須大亮氏は、8月15日にJ3いわてグルージャ盛岡に1週間限定での加入。19日に行われたJ3リーグ第23節の愛媛FC戦に途中出場し、同点弾を呼び込むPK獲得に関与した。そんな那須氏の、試合後のサポーターへのメッセージが話題を呼んでいる。

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　現在41歳の那須氏は、横浜F・マリノスやジュビロ磐田、浦和レッズなどさまざまなJクラブを渡り歩き、2019年にヴィッセル神戸で現役引退をした。引退後は「YouTube」を中心に活動をしていたなか、23年8月15日に1週間限定で現役復帰。22年にアルビレックス新潟バルセロナにて1試合限定で現役復帰しているが、Jリーグでの現役復帰は19年以来となる。

　19日に行われた愛媛FC戦でベンチ入り。白熱した試合を仲間とベンチで見守るなか、出番が訪れたのは1-1で迎えた後半37分だった。MF和田昌士に代わってピッチに立つと、チームを鼓舞しつつプレー。4分後に失点を許すものの、後半アディショナルタイムに大きなチャンスを生み出す。

　右サイドのスローインを受けた那須氏。バックヘッドで前線の味方へつなぐと、FW佐藤未勇がペナルティーエリア内で倒されPKを獲得する。このPKをMF中村充孝がきっちりと沈め、岩手が土壇場で2-2に追い付いた。

　勝ち点1の獲得に貢献した那須氏は、試合後に岩手サポーターの前に現れ自らの言葉を投げ掛ける。拡声器を使って、熱い思いを伝えた。

「なかなか厳しい試合で、引き分けでした。結果ということに関しては本当に申し訳ないと思っているのですが、まだリーグ続きます。今週1週間（一緒に練習を）やったんですけど、選手たちめちゃくちゃ頑張ってる。めちゃくちゃ頑張ってる。

　あと、これは本当にサポーターと一緒にどれだけ最後まで乗り切れるかというのが本当に大事です。なので、これからの1試合1試合も、本当に選手たちを励ましてあげてください。すごい励みになります。試合中に声が聞こえるとすごい助かります。死にそうなときにすごい助かる、背中を押してくれるので、だから最後まで戦ってください。今日はありがとうございました！」

　熱いメッセージがクラブ公式X（ツイッター）上でも公開されると、「アツい姿見させていただきました！」「選手契約が終わったらそのまま広報とかやってくれんかな」「相変わらず熱い」「やっぱりサポーターの声ってすごく大事なんだね」「那須さん、残ってくれてええんやで」などの声があがっている。

　短い期間ながら、那須氏の選手としての加入はクラブの選手、サポーターにとっても大きな励みになっているはずだ。