遠藤獲得のリバプール、もう1人の中盤補強ターゲットは? マンUも狙う21歳に英紙注目「バイエルンはオファーに消極的」

バイエルン・ミュンヘンのオランダ代表のライアン・グラフェンベルフ【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンのオランダ代表のライアン・グラフェンベルフ【写真:Getty Images】

ドイツ名門の一員としてプレーするグラフェンベルフの名前が挙がっている

 イングランド1部リバプールは、8月18日に日本代表MF遠藤航を完全移籍で獲得した。中盤の底の補強を急務としていたクラブにとって重要な移籍となったが、もう1人同ポジションでの補強を目論んでいるという。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。

 30歳の遠藤は、リバプールが元来目を付けていたエクアドル代表MFモイセス・カイセド(ブライトン→チェルシー)が獲得できなかった際の第2のプランだったとされている。記事では「遠藤はチーム内で切実に必要としていた役割を果たせる人材として契約することになった」と評価を受けているが、一方でクラブはもう1人同ポジションでの人材確保を狙っているようだ。

 昨季までリバプールの中盤を構成していたジェイムズ・ミルナー(→ブライトン)、ファビーニョ(→アル・イテハド)、ジョーダン・ヘンダーソン(→アル・イテファク)がそれぞれ移籍し、その抜けた穴は人数的にも大きい。こうしたなか、名前が挙がっているのがドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフだ。

 現在21歳の若さで、ドイツ名門の一員としてプレーするグラフェンベルフ。同紙によると、グラフェンベルフを狙っているのはマンチェスター・ユナイテッドも同様だという。

 ユナイテッドはFWラスムス・ホイルンド、MFメイソン・マウント、GKアンドレ・オナナなど、この夏補強してきたが、「次にMFを獲得することを希望している」とされている。しかし、「必要な資金を調達するために縁の下の力持ちを放出する必要がある」ようだ。

 ユナイテッドは現在、イングランド代表DFハリー・マグワイア、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイ、フランス代表FWアントニー・マルシャルという「高給取り」が存在。そのため、新たな補強へは「手詰まり状態」になっている。

 こうしたリバプール、ユナイテッドの両者が狙うグラフェンベルフだが、「(保有する)バイエルンは今のところオファーに消極的」なようで、話が動く可能性が低いと記事では指摘。今夏、それぞれのファンを納得させる補強ができなかった2クラブは、今後どういったチーム作りを展開していくのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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