アギーレ監督も最終節のドラマに衝撃 「信じられない気持ち」

 

「J全体の力がある証拠」と持論も

 

 日本代表のハビエル・アギーレ監督もJ1の優勝争いの結末に驚きを隠せなかった。スペイン地元紙などが報じる八百長疑惑の中、6日の浦和―名古屋戦を視察。前半2分に先制し、2006年以来のJ1優勝に王手をかけていた浦和の“70分天下”に衝撃を受けていた。

「ずっとガンバの結果をチェックしていた。70分間、浦和はチャンピオンだったが、最後の20分で逃して、信じられない気持ちだ」

 試合後、報道陣に囲まれたメキシコ人指揮官は開口一番でこう語った。

 最終節開始時点で勝ち点で並び、得失点差で浦和を上回っていたG大阪は、最下位徳島とまさかの無得点ドロー。前半2分にDF槙野のヘディングでのゴールで先制した浦和は、後半27分に名古屋DF牟田に同点弾を決められるまでリーグ優勝に手をかけていた。先制から70分間の“暫定王者”だった赤い悪魔の転落劇は、大きな驚きだったようだ。

「これはJ全体の力がある証拠だ。なぜなら、降格したチームがチャンピオンとドロー。あまり好調でない名古屋が優勝争いする浦和に勝った」

 アギーレ監督は最終節にドラマが起こった理由に日本サッカー界の地力を挙げ、持論を展開していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング