理文（香港）とのACLプレーオフに向けて前日会見で意欲

　浦和レッズの主将DF酒井宏樹は8月21日にAFCチャンピオンズリーグ（ACL）2023-24プレーオフの前日会見に臨み、「やるべきこと、やらなければいけないことを丁寧にピッチ上で示していきたい」と話した。

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　酒井は2021年夏に欧州で9シーズンプレーしたあとに浦和へと加入したが、「僕が移籍してくる理由の最も大きい部分がこの大会」と話すようにACLの思い入れを強く持っている。

　前回の22年大会は、秋春制へ変更の過渡期で決勝のみ今年の4月と5月に行われたが、サウジアラビアの強豪アル・ヒラルとの2試合を負傷明けの強行出場となりつつも、浦和を3回目のアジア制覇に導いた。それだけに「前回優勝した時のように素晴らしい体験、経験ができるように明日、全力で勝ちたい」と話す。

　対戦相手は理文（香港）で、予選ラウンドではバリ・ユナイテッド（インドネシア）に5-1で勝利してこのプレーオフに進出した。酒井は「チームとしてもまとまりがあるが、個々の選手の能力が高いので警戒したい。彼らにもACLに出る野望があると思う。映像以上のプレーをしてくるだろうけど、それ以上のモチベーションでプレーをしたい」と、一発勝負のゲームにメンタル的な部分での重要性を話した。

　前回大会の優勝チームとして出場権を獲得したプレーオフだが、数々のプレッシャーの掛かる舞台を経験してきた酒井は「リーグ戦もカップ戦もプレーオフも、試合に入ること自体とやることはあまり変わらない。やるべきこと、やらなければいけないことを丁寧にピッチ上で示していきたい。僕が思うのに大事なのはディフェンディングチャンピオンであることや、それにふさわしいということではなく、新しい大会という覚悟でやらないといけない。そのために明日が必要。先のことよりも明日の試合に集中したい」と、目の前の1試合に集中することの大切さを話していた。