モナコ監督、ザルツブルク時代の“教え子”南野拓実の復活に歓喜 「全員がタキのことを思い本当に幸せ」
右足一閃の豪快ミドル弾など2ゴール1アシストをマーク
フランス1部ASモナコは現地時間8月20日、リーグ・アン第2節ストラスブール戦で3-0の快勝。日本代表MF南野拓実は2ゴール1アシストの大活躍で勝利に貢献し、今季から指揮を執るアディ・ヒュッター新監督は復活を喜んでいる。
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南野は前半20分、前線の味方との連係で一度はボールを失うが、すぐさま相手にプレスをかけボールを刈り取る。南野はそのまま前を向き右足一閃。ペナルティーアークより手前、やや右から放った一撃は距離があるなかゴール左に綺麗に突き刺さった。
さらに前半36分には左サイドからのアーリークロスをヘディングで合わせこの日2点目。後半に入っても南野は止まらず。後半13分にセンターサークル付近で縦パスを受けた南野は、前線に走る主将FWウィサム・ベン・イェデルへ絶妙なスルーパス。ベン・イェデルのゴールでリードを3点に広げ、南野には嬉しいアシストが付くことになった。
南野は後半34分まで、約80分間プレー。全得点に関与した南野について、ヒュッター監督は「プレシーズンにいい仕事をすると、それはいいスタートを切る助けになる。その変化はフィジカル、メンタル両方だと思う。全員が、タキ(南野)のことを思い、本当に幸せだ」と、新シーズンに向けての準備から好調を維持していたことに言及。さらに「前も言ったように、私はタキを19歳の時から知っているが、彼がモナコに来た時は完全なコンディションではなかったと思う。だが今年の夏、彼は非常によく練習し、その準備は興味深いものだった。今夜、勝利の助けになってくれて、私はとても幸せだ」と、オーストリア1部ザルツブルク時代の教え子の成長を喜んだ。
昨シーズン通して1ゴールと振るわなかった南野だが、今季はすでに2試合で2ゴール2アシストを記録。南野にとって初めての海外挑戦となったザルツブルクで出会った指揮官との再会は南野にとっても大きな意味のあるものとなりそうだ。