チェルシーMFツィエク、新天地はトルコ1部ガラタサライに決定 レンタル料5.6億円の買い取り義務付き
サウジ移籍は膝に問題で叶わず
イングランド1部チェルシーは、所属するモロッコ代表MFハキム・ツィエクの移籍先をようやく見つけることができたようだ。クラブが公式に発表し、レンタル移籍の後、買い取り義務付きの契約になるようだ。
2020年の夏にオランダ1部アヤックスから移籍金3300万ポンド(約61億円)でチェルシーに加入していたツィエクだが、チェルシーでは活躍することができていなかった。冬にはフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)へのレンタル移籍に迫ったが、移籍市場が開いているうちに交渉がまとまらずに破談。チェルシーでは主力になれず途中出場が続いた。
今季からマウリシオ・ポチェッティーノ監督が就任したが、新監督の下でも余剰戦力となっており、新天地探しを続けてきた。1度はサウジアラビア1部のアル・ナスルへの移籍に迫ったが、メディカルチェックで膝に問題が見つかり、交渉はまとまらなかった。
新天地探しは難航していたが、それでも今回、トルコ1部ガラタサライへのレンタル移籍が決定。ガラタサライにはシーズン終了後に完全移籍で買う義務も付随するという。ガラタサライは300万ポンド(約5億6000万円)をレンタル料として支払い、完全移籍の際にはさらに240万ポンド(約4億4000万円)を支払うことになるという。
約61億円で獲得したアタッカーを約50億円少ない約11億円で売却することとなったチェルシーだが、クラブは「トルコでの新シーズン、私たちはハキムの成功を願っています」と、発表している。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1