浦和がACLにフォーカス「連覇できるのは僕たちしかいない」「何がなんでも勝たないといけない」
8月22日にACL本戦出場へのプレーオフで理文(香港)と埼玉スタジアムで激突
浦和レッズは8月18日のJ1リーグ第24節、名古屋グランパス戦に1-0の勝利。22日に前回チャンピオンとして本戦出場へのプレーオフを戦うAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に向け、選手たちは強くフォーカスしている。
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浦和は前半11分にFWホセ・カンテが鮮やかなミドルでゴール。特に後半は防戦一方となったものの、無失点で逃げ切ってシーズン後半戦の公式戦初勝利を手にした。そして、このゲームから中3日で22日にはACLの本戦出場へのプレーオフで理文(香港)と埼玉スタジアムで戦う。
2007年、17年、22年(決勝は今年4月と5月)の3回を優勝している浦和にとって、この大会はクラブのスタンスでも重要度の高いもの。14年の浦和加入から2回のアジア制覇を経験しているGK西川周作は「相手の情報は明日以降に見せてもらうか、共有があると思う。なんとしてもアジア王者としてACLの舞台に戻らないといけない。優勝してこのチャンスを得たので、何がなんでも勝たないといけない」と力を込める。
そして「長年浦和レッズにいるけど、ACLへの思いはクラブからもファン・サポーターからもいい意味でのプレッシャーがすごくある。Jリーグのクラブの中では、アウェーにあれだけのサポーターが来てくれるクラブはないと思う。だからこそ天皇杯の敗退は重くのしかかったし、このプレーオフに勝って本戦に出場するのは大事だと思う」と話した。
また、21年加入で前回大会の主力として優勝を経験したMF伊藤敦樹は「ここで勝たないと本戦に出られない。勝つしかないと思うので、ACLは今大会からホーム&アウェーで戦える。それを経験したい。ユニフォームもチャンピオンのワッペンが付いているので、それを着て試合をたくさんしたい。連覇できるのは僕たちしかいない。狙っていきたい」と、06年のリーグ優勝と合わせて4つの星が付いたACL仕様のユニフォームについても触れた。
今夏の移籍市場ではサウジアラビア・プロリーグのクラブが欧州トップレベルの選手を大量に獲得して存在感を示している。数か月前に決勝戦を戦ったアル・ヒラルは、数日前にブラジル代表FWネイマールを獲得。アル・イテハドはフランス代表MFエンゴロ・カンテや同FWカリム・ベンゼマをチームに加え、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが昨年加入したアルナスルはプレーオフから出場する。
決勝まで進めば、このようなチームと戦う可能性もある。伊藤は「どこが出てくるか分からないけど、西地区はスターだらけ。ぜひ対戦してみたい」と、意欲を示していた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)