ティンバー負傷で状況一変 インテル、冨安の獲得断念と伊メディア指摘「交渉の可能性がなくなった」

アーセナルで3シーズン目を迎えた冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルで3シーズン目を迎えた冨安健洋【写真:Getty Images】

ティンバーの長期離脱で冨安の重要度が上昇

 イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋は、イタリア1部インテルが獲得に乗り出すとされていた。しかし、インテルは獲得の可能性を諦めたと、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じた。

 インテルは今夏の移籍市場で最終ラインの補強を模索し、かつてイタリア1部ボローニャでプレーしたことで実績があり、アーセナルでは負傷もあってポジションを確保しきれていない冨安の獲得に乗り出したとされた。期限付き移籍も含め、いくつかの提案がされたとの報道もあった。

 しかし、アーセナルでは先週末の開幕戦でアヤックスから獲得したばかりのオランダ代表DFユリエン・ティンバーが負傷。それも右膝前十字靭帯の損傷という大怪我で、手術と長期離脱が発表された。これにより「誰もが好む冨安はティンバーの負傷後、交渉の可能性がなくなった」として、アーセナルにおける冨安の重要度が高まり、インテルはアーセナルとの交渉を諦めることになったとしている。

 レポートでは、インテルはドイツ王者バイエルン・ミュンヘンとの契約が残り1年となり、契約延長の意思を持たないフランス代表DFベンジャミン・パバールにターゲットを切り替えたとしている。冨安はイングランドの名門で3シーズン目を迎えることになりそうだが、コンディションを保ってシーズンを過ごしてチャンスを掴みたいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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