今季限りで退団の日本代表DF坪井が浦和サポーターに涙の別れ 「共に戦ってくれてありがとう」

 

ブーイングの客席が温かい拍手に

 

 今季限りで浦和を退団する元日本代表DF坪井慶介が、6日のホームでの最終節・名古屋戦に1-2で敗戦後、超満員のサポーターに涙の別れを告げた。

 まさかの大失速で優勝を逃し、ブーイングの響き渡る試合終了直後の埼玉スタジアム。しかし、坪井の挨拶により、客席は温かい拍手に包まれた。

「チームはこの敗戦を受け入れて、また強くなってくれると信じています。サポーターのみんな、共に楽しんでくれてありがとう。共に苦しんでくれてありがとう。共に泣いてくれてありがとう。そして、共に戦ってくれてありがとう。これからは違う場所、違うユニフォームを着て走り続けていくことになりますが、これからも共に走り続けていきましょう。13年間ありがとうございました」

 この日はベンチ入りしたが、出番はなし。退団セレモニー後に同僚に胴上げされ、6度、宙を舞った。

 福岡大学卒業後の2002年に浦和に加入。生え抜き選手として、スピードを生かした守備を武器に06年のリーグ優勝、07年のアジアチャンピオンズリーグ優勝に貢献した。今後は新天地でプレーを続ける予定だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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