決勝進出を狙うもスペインの劇的ミドル弾に散る

　スウェーデン女子代表は8月15日、オーストラリアとニュージーランドで開催の女子ワールドカップ（W杯）準決勝でスペインと対戦。先制を許しながら一度は追い付いたが、強烈な決勝ミドル弾を食らって1-2で敗れた。スウェーデン女子代表の公式インスタグラムは、記録に残すように選手たちが敗戦の悲しみに暮れる様子をアップしている。

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　0-0で推移した試合が動いたのは後半36分。スペインが左サイドからのクロスがゴール前にこぼれたところをFWサルマ・パラジュエロが押し込んで先制。しかし、スウェーデンも後半43分、スローインの流れからクロスで崩し、MFレベッカ・ブロンクビストが押し込んで同点に追い付いた。

　1-1のまま延長に向かうかと思われた後半44分、スペインがショートコーナーからつないでDFオルガ・カルモナが強烈ミドル。クロスバーに当たったシュートはそのままゴールインし、終盤での劇的な勝ち越し弾となった。

　2003年以来となるW杯決勝進出を逃したスウェーデン。準々決勝でなでしこジャパン（日本女子代表）を破って歓喜を爆発させた選手たちも、この日は涙を浮かべて失意に暮れた。

　スウェーデン女子代表の公式インスタグラムは、MFレベッカ・ブロンクビストとDFアンナ・サンドベリが涙を浮かべながらベンチで抱き合う姿や、FWフリードリナ・ロルフォがピッチに座り込んで肩を落とす姿など、計10枚の写真をアップした。

　戦い抜いたスウェーデンの選手たちに対し、海外ファンからは「あなた方はみんなの模範」「誇りに思う」「美しき光景」「残酷な結果」といった声が上がっていた。

　スウェーデンは8月19日、3位決定戦で今W杯ラストマッチに挑む。