カイセド、急転直下のチェルシーと合意報道 英国史上最高額の移籍金211億円、2031年まで契約へ
ファブリツィオ・ロマーノ氏によればメディカルチェックは予約済
イングランド1部ブライトンのエクアドル代表MFモイセス・カイセドは同1部リバプールへの移籍秒読みとも言われていたなか、同1部チェルシーが英国史上最高額の1億1500万ポンド(約211億円)で獲得することになったようだ。英公共放送「BBC」が報じた。
カイセドはブライトンの主力選手として活躍し、昨季はクラブ史上最高位の6位フィニッシュと、クラブ初のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に大きく貢献した。今年1月のマーケットでもアーセナル移籍に迫るなどビッグクラブへの移籍が注目を集めていた。
8月11日にはリバプール移籍で合意とも報じられていたが、カイセド本人が希望しているチェルシーへの移籍が決まったようだ。移籍金は1億1500万ポンドとなり、今年1月にチェルシーがポルトガル1部ベンフィカからアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスを獲得した際の1億700万ポンド(約197億円)を超える英国史上最高額となりそうだ。
ブライトンは今夏の移籍市場でカイセドの移籍金を1億ポンド(約184億円)に設定。この条件を満たすオファーを用意するクラブはないと感じていたという。実質的に売却不可を突きつけたはずだったが、チェルシーが設定金額を上回る本気の入札を行い、獲得へとこぎつけたようだ。
また、イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、すでにメディカルチェックは予約されており、カイセドは1年延長オプションを含む2031年までの長期契約を結ぶ見込みだという。そしてチェルシーからまた別のクラブに移籍した際にブライトンにも移籍金の一部が支払われる条項も組み込まれているという。
エンソとカイセドという合わせて移籍金2億ポンド(約368億円)超えの中盤コンビがチェルシーで実現することになるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)