ジローナとのラ・リーガ開幕戦でスタメン出場、先制弾マークし攻撃を牽引

　スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間8月12日に行われたジローナとのラ・リーガ開幕戦でスタメン出場。開始早々に先制ゴールをもたらすなど上々のパフォーマンスを見せ、現地メディアからは「二歩先を行っている」と絶賛されている。

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　久保はソシエダ加入1年目の昨季、リーグ戦9ゴール4アシストと活躍。攻撃の主軸として存在感を発揮し、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）出場圏内となる4位フィニッシュに導いた。ソシエダ2季目のパフォーマンスにも注目が集まったなかで、ジローナ戦で早速結果を残した。

　試合開始からホームのソシエダが主導権を握る展開が続くと前半5分、DFアイヘン・ムニョスが左サイドを突破し、敵陣深くまで進んでからクロスを送ると、ゴール前で待っていた久保のもとへ。フリーで左足を一閃したシュートはゴールネットを揺らした。

　さらに前半33分には、右サイドからカットインしペナルティーエリア手前から左足で果敢にゴールを狙うなど攻撃を牽引。チームは後半27分に同点ゴールを決められ勝利を逃したなか、同29分にピッチをあとにした久保はこの試合のMOM（マン・オブ・ザ・マッチ）に選出されている。

　現地メディア上での評価も上々で、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」では、この試合のベスト選手として久保を選定。寸評では「彼は身体能力とサッカー能力、輝きと自信においてほかの選手より二歩先を行っている」と記され、別格プレーを称えた。

　昨季の開幕戦（対カディス／1-0）でもゴールを決めた久保にとっては、2年連続となる開幕戦でのゴール。勝利を逃したことは惜しまれるが、長いシーズンを戦うなかでまずは幸先良いスタートを切ることに成功した。