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マンUが来夏に280億円補強を計画か ここ2年間の補強総額は仰天の658億円に?
狙うはプレミア王者奪還と欧州制覇
マンチェスター・ユナイテッドは来季の王者奪還と欧州制覇に向け、来夏に再び1億5000万ポンド(約280億円)を投資し、大型補強に乗り出す方針であることを英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。
今夏にも1億5000万ポンドを投資したマンUはこの1年間で合計2億1500万ポンド(約404億円)を使っており、来夏の補強費を加えると2年総額で3億5000万ポンド(約658億円)を上回るという。
マンUは今シーズンでの欧州チャンピオンズリーグの出場権獲得に自信を示しており、欧州のステージを戦い抜くため、大型補強を画策。これまでウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディン、ドイツ代表DFマッツ・フンメルス、オランダ代表MFケビン・ストロートマン、ドイツ代表MFマルコ・ロイスらが候補に挙がっており、今回初めてサウサンプトンで右サイドバックを務めるDFナサニエル・クラインの名前が浮上している。
一方でルイス・ファン・ハール監督自身はストライカーの補強を希望しているが、期限付きで加入しているコロンビア代表FWラダメル・ファルカオの4250万ポンド(約79億円)の買取りオプションを行使するか悩んでおり、クラブ側はその決断が下るまで最前線の補強に動き出すことができないとされている。
マンUはすでに指揮官が要望している補強ターゲットへのアプローチを開始。今冬の移籍市場で獲得できるかどうか模索しているという。ただ、あくまで戦略の主軸となるのは来夏のチーム再編であり、そのタイミングでレアル・マドリード、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘンと肩を並べるトップクラスにまで飛躍させることが目標であると伝えられている。
常軌を逸した大型補強で揃えた顔ぶれは、指揮官の「Van Gaal(ファン・ハール)」と、かつて豊富な資金力でスーパースターを集めたレアル・マドリードの愛称「Galacticos(銀河系軍団)」の綴りを掛け合わせて、「Gaalacticos」と現地の人々に呼称されている。新たな大型補強に乗り出すマンUが本物の銀河系軍団と評されるには、破格の投資に見合った結果を収める以外にない。レッド・デビルズが再び世界を震撼させる日がやってくる日も、そう遠くはないのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images